取引蔵元
【菱湖】峰乃白梅酒造・新潟県
【菱湖】
新潟県に期待の新星が誕生しました。ブランド立ち上げからまだ3年(2021年7月時点)、全国でもまだ数十軒の地酒専門店のみの取り扱い、華々しい船出を果たした「菱湖」をご紹介いたします。 蔵元は峰乃白梅酒造。「峰乃白梅」という銘柄は往年の人気ブランドであり、かつては「雪中梅」「越乃寒梅」と共に“新潟三梅”として東京でも大人気を博しました。しかし新潟淡麗辛口スタイルは今ではややクラシックな印象となり、東京市場で人気爆発とはなりません。峰乃白梅酒造では蔵元も造り手も一新して一念発起、福島県で最新の酒作りを担っていた凄腕杜氏を招聘して、トレンドの芳醇旨口スタイルへと華麗なる転身を遂げました。それは見事な復活劇でした。
「菱湖」とは江戸末期の書道家、巻菱湖が蔵元の所在する旧村出身とのことで命名されたブランドです。独特の書体である“菱湖体”というフォントは今でも将棋の駒に使われる知る人ぞ知る書体だそうで、ブランドとしてもその個性的な魅力になぞらえたい思いがあるそうです。
さて、菱湖の最大の特徴はその甘みにあります。杜氏の井島健司氏はかつて会津の「写楽」で醸造責任者をされていた方だそうで、その経歴からもお分かりのように、爽やかな甘みをふんだんに表現する造り手、「甘みの魔術師」という異名を取るほどに、芳醇な甘みをお酒にしっかりと乗せる酒作りを誇ります。菱湖の甘みは非常に質が高く、量が多くてもしつこく感じることがありません。サラッと爽快な甘み、サラサラと流れるような綺麗な甘み。甘みを強く表現するお酒はトレンドの最前線ですが、その中でも甘みの質を追求していくと、菱湖の持つ爽やかな甘みに行き着きます。そしてそれを下支えする綺麗な酸の存在。まさしく今風のバランスです。新興ブランドとはいえ歴戦の杜氏が造るイマドキの味わい。新潟淡麗辛口スタイルを過去のものにする実力派ブランド。菱湖の未来に大いにご期待ください。
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![]() 杜氏:井島健司氏
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定番酒 |
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菱湖
純米吟醸
ryoko
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菱湖 純米
ドライ
ryoko
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3,124円/1800ml
1,562円/720ml
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2,640円/1800ml
1,430円/720ml
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