取引蔵元
【山形正宗】水戸部酒造・山形県
【山形正宗】

水戸部酒造
山形県天童市
日本酒の未来を語ろう
全国に「正宗」と付く銘柄がたくさんあります。「菊正宗」「白隠正宗」「鮎正宗」、「スキー正宗」なんてものもあります。これは、辛口でキレの良い味わいを名刀正宗になぞらえた事と、「正宗」を「せいしゅう」と読ませて「清酒」と語呂合わせにした事によると言われているそうです。
声高な方ではないですが、山形正宗醸造元・水戸部酒造の水戸部さんは、次世代型の蔵元の在り方を常に思考している造り手です。作品たる山形正宗のそれぞれの味わいに歓喜する私ですが、場合によってはそれ以上に、水戸部さんの蔵元としてのマインドや取り組みに心を打たれる時があります。
農業に取り組むこと10年余り。今では半分以上の原料米を自作するほどに成長した水戸部酒造農業部。地元の飛び地3区域の農地を借り受け、それぞれのミクロクリマ、つまり原料米に反映される微小気候の差異を酒質に忠実に表現するなど、蔵元自らが米作に携わるその意味合いを強く感じさせる取り組みを続けているのです。「美味しいお酒を通じて山形という郷土の素晴らしさを伝えたい」。蔵元としての意識の高さに敬服の念を抱きます。
日本酒の裾野が広がっています。北米やアジア、今ではヨーロッパにも日本酒を味わう人が増えています。それはすなわち、日本酒がワインと同じ土俵に立ち、世界標準で語られる時代に入ることを意味しています。その時に重要なのが、どのような人がどのように造っているのか、味わいの背景が語られることではないでしょうか。私たちがフランスワインの味わいに恍惚となる際にも、フランス人が何百年も品質を追求してきたブドウ畑を想像することで、味わいに更なる魅力が加わります。原料米栽培にじっくりと取り組んできた水戸部さんのビジョンは正に日本酒次世代を予見していたかのよう。山形正宗の味わいに触れ、山形の美しい田園風景を目にした世界の人々は、きっと日本酒の魅力に開眼してくれると思います。
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![]() 蔵元:水戸部朝信氏
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定番酒 |
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山形正宗 生酛純米
雄町
yamagata-masamune
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山形正宗 純米吟醸
雄町
yamagata-masamune
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2,970円/1800ml
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3,300円/1800ml | 1,870円/720ml
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